カナダの企業ShopifyによるHR改革ー会議の削減

     

カナダの企業ShopifyによるHR改革ー会議の削減

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カナダのe-commerceプラットフォームプロバイダーのShopifyによる更なるHR改革が進んでおります。

Shopifyは昨年よりコスト削減を行っておりましたが、2023年の年始早々から更なるコスト削減対策が行われました。

社員がクリスマス休暇から戻ってくると、「カレンダーパージ」を実施しました。徹底的に社内でのミーティングにかける時間を減らすという内容です。

変更の要点

  • 3人以上の定期的なミーティングを「永久に」削除
  • 水曜日はミーティング禁止
  • 50人以上の大規模な会議は、木曜日の6時間の枠に収め、週に1回まで
  • 必要でないミーティングのお断りや、社内の大規模なチャットグループに参加しないことを推奨

Shopifyは、1月5日からボットを利用して新しい決まりや変更ごとの連絡を行い、「参加人数が多く扱いにくい」チャットグループは告知のみに使用し、インスタントメッセンジャーはSlackのみを使用するとの発表がありました。

Shopify CEOの言葉

“It’s much easier to add things than to remove things. If you say yes to a thing, you actually say no to every other thing you could have done with that period of time. As people add things, the set of things that can be done becomes smaller. Then, you end up with more and more people just maintaining the status quo.”

翻訳:

“タスクを止めることよりも、引き受けることの方がはるかに簡単なものです。タスクにイエスと言えば、その期間にできる他のすべてのことにノーと言うことになる。そうすると、できることが少なくなる。そうすると、現状を維持することしかできない人がどんどん増えていくんです”

 

なんとも斬新な考え方であり、HR改革ではないでしょうか。不要なことを見極めて、やめることにより、大切なこと、新しいこと、改革をおこすべきことに時間と労力を集中させる。見習う部分があるのではないかと思いました。

ミーティングの効率性

ノースカロライナ大学の教授によると、ミーティングの効率が悪いと、従業員のエンゲージメントが低下し、退職の意思まで高まる可能性があるとのことでした。マイクロソフト社のデータによると、パンデミックの最初の2年間で会議に費やす時間は3倍以上になり、毎週行われる会議の数は2倍以上になったことが分かっています。

フランスのNEOMAビジネススクールの研究によると、会議を行わない方針は生産性を高め、従業員のストレスを軽減することができるという。

背景

パンデミック中に、オンラインショッピングのブームでShopifyは最も人気な株式銘柄のひとつとなり、カナダで最も価値のある企業になりました、しかし、昨年は株価が75%ほど急落しまた。2022年の夏には1万人の従業員から約1,000人を削減しておりました。

最後に

弊社で行っております就活サポートではShopifyと同じくインスタントメッセンジャーのスラックを使用しております。カナダでの就職サポートに関しての相談は公式ラインまたはお問い合わせフォームにてご連絡下さい。

 

記事の参照:https://www.bnnbloomberg.ca/shopify-tells-employees-to-just-say-no-to-meetings-1.1865187

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